ひこ孫 純米吟醸酒 <神亀酒造>
今回飲んだのは、神亀酒造の「ひこ孫 純米吟醸」
裏ラベルを見ると、徳島県産の阿波山田錦・特等米を100%使用。
精米歩合は50%で、アルコール度数は16.5%です。
さらに面白いのが、醸造してすぐに出荷するのではなく、マイナス10℃の冷蔵庫で5年以上貯蔵し、飲み頃を見極めてから蔵出ししているところ。
純米吟醸というと華やかな香りを想像しますが、実際に飲んでみると少し印象が違いました。
香りは吟醸香よりも「お米」
まず香りを確認してみると、華やかな吟醸香がガツンとくるタイプではありません。
それよりも感じたのが、お米由来の落ち着いた香り。
純米吟醸としては比較的穏やかな香りで、個人的には「香りを楽しむ」というより、これからくる旨味を予感させるような印象でした。
ところが口に含んでみると、ここで少し変化します。
穏やかな吟醸香とともに、しっかりとした米の旨味が広がってきます。
吟醸香と米の旨味のバランスが良い!
香りだけでは分からなかった吟醸酒らしさが、飲んだ瞬間に顔を出してくる感じですね😆
とにかく「旨味」が強い!
そして、このお酒で一番印象に残ったのが旨味です。
これはかなり強い!
山田錦らしい米の旨味がしっかり感じられ、個人的には、
「神亀酒造らしさ全開!」
という印象でした🍶
甘味も少し感じますが、米の甘味かなと感じさせるくらいのほのかな感じ
一方で酸味はかなり控えめ。
アルコール度数16.5%ということもあってか、後半には若干アルコール感も感じます。
ただ、旨味が強いからといって重たさだけが残るわけではなく、最後にはしっかりとキレてくれます。
旨味を十分に味わってからスッと切れ、米の風味が余韻として残っていく。
この流れが個人的にはかなり好きですね🤤
5年以上貯蔵されているのも面白い
そして忘れてはいけないのが、5年以上貯蔵されているということ。
「5年以上」と聞くと古酒のような熟成感を想像しますが、今回飲んだ印象では、強烈な熟成香が前面に出ている感じではありませんでした。
むしろ、米の旨味や味わいに厚みを与えているような印象。
華やかでフルーティーな純米吟醸とは方向性が違い、
「米の旨味をじっくり楽しむ純米吟醸」
という表現が一番しっくりきます。
ひこ孫 純米吟醸 <レーダーチャート & リンク>
評価は現時点なら、香り5・甘味3・酸味2・旨味9・キレ7・余韻5。
(※10段階評価チャート)
※評価は個人的なテイスティングによるものです。
花の舞 Abysse スパークリング<花の舞酒造>
今回は、ちょっと変わった日本酒を飲んでみました!
瓶内二次発酵で造られたスパークリングタイプの日本酒です!
最近はスパークリング日本酒もかなり増えてきましたが、今回の一本は「甘くて飲みやすいスパークリング日本酒」とは少し違う印象。
飲んでみて最初に思ったのは……
「これ、めっちゃシャンパンっぽい!」
ということでした😆
香りは「スパークリングワイン+日本酒」
グラスに注いで香りを取ってみると、スパークリングワインのような華やかさがあります。
ただ、ワインほど香りが前面にドーンと出てくる感じではなく、少し控えめで上品な印象。
その奥から日本酒らしい香りが感じられます。
さらに、ほんのりとした酸味を連想させる香りと、わずかな発酵香。
ラベルを見ると、ワイン酵母+清酒酵母 を組み合わせて造られているとのこと。
『酒蔵さんも色々な取り組みをされているんだな~』と素直にびっくりしました🤤
この「ワインっぽさと日本酒っぽさが混ざった香り」にも納得です!
飲んでみると、さらにシャンパンっぽい!
この日本酒を一口飲んだ瞬間・・・
シュワッとした炭酸と一緒に、軽やかな酸味と日本酒らしい米の旨味が口いっぱいに広がります。
ここが個人的にはかなり面白かったポイントです!
シャンパンやスパークリングワインの場合、
ブドウの果実味+酸味+炭酸
という組み合わせがありますよね。
今回のお酒は、そのブドウの部分が、
米の旨味+日本酒らしい酸味+炭酸
に置き換わったような感覚。
「日本酒なのにシャンパンっぽい」というより、
「シャンパンの構成を日本酒で表現したような味わい」
と言ったほうが近いかもしれません。
これは面白い😆
フルートグラスで飲みたい一本!
個人的には間違いなくフルートグラスが合うと思います🥂
※下記リンクは少し良いフルートグラスです
お猪口やぐい呑みで日本酒らしく楽しむというより、細長いフルートグラスに注いで、泡立ちや香りを楽しみながら飲みたいですね。
見た目も華やかになりますし、乾杯酒にもかなり良さそう!
ホームパーティーや記念日などで出てきても面白い一本だと思います。
余韻はスッキリ!スイスイ飲める
飲み込んだ後も、くどさはほとんどありません。
日本酒の旨味は感じられるものの、炭酸と酸味のおかげで後口は軽やか。
余韻も比較的スッキリしているので、
「もう一杯……」
と自然にグラスが進みます(笑)
華やかさ・酸味・旨味・炭酸のバランスが良く、日本酒を普段あまり飲まない人にもおすすめしやすそうです。
逆に日本酒好きの方なら、
「日本酒をこういう方向に持っていくのか!」
という面白さも感じられると思います。
「ブドウの酸味を、米の旨味と酸味に置き換えたシャンパン」
今回のお酒を一言で表すなら、これが一番しっくりきます。
華やかな香りに、爽やかな酸味。そして炭酸に乗って広がる日本酒の旨味。
それぞれが強すぎることなく、非常にバランスよくまとまっています。
「日本酒はちょっと重い……」という方にも、一度試してもらいたいタイプですね😆
キンキンに冷やして、フルートグラスで乾杯!
これからの暑い季節にもピッタリな一本だと思います🍶🥂
花の舞 Abysse スパークリング <レーダーチャート & リンク>
評価は現時点なら、香り8・甘味4・酸味8・旨味6・キレ8・余韻6。
(※10段階評価チャート)
※評価は個人的なテイスティングによるものです。



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